「古物商」は便利屋に欠かせない資格
無資格でも開業できる便利屋。
便利屋は、なんの資格も持たない脱サラ起業として、魅力的な業種です。
しかし、そんな便利屋でも持っておいた方がビジネスの幅が大きく広がる資格があります。それは、古物商の資格です。
便利屋必須の資格「古物商」とは
古物商とは、簡単に言うと中古品やリサイクル品を取り扱う業者として必要な資格です。
古物商の免許を取得しておくと、お客さんから処分を頼まれた不用品などを販売することができるようになります。つまり、お客さんからの依頼を受けて収益をあげる、便利屋のスタンダードなビジネスモデルに加えて
お客さんから不用品を回収・買取 ⇒ 販売・売却 ⇒ 収益
という新たなビジネスの軸がうまれるのです。
古物商があれば不用品回収を仕事にできる?
古物商の資格を取得して、収益化を狙う場合に、注意しなければならないこともあります。
それは、「古物商=不用品回収の免許」ではないということです。
古物商はあくまでも、中古品やリサイクル品を取り扱うための免許です。
お客さんから不用品として回収したものを、販売・売却することはできますが、不用品の「廃棄・処分」のための免許ではありません。
不用品やゴミを廃棄・処分するためには、別途地方自治体から許可が必要になります。
古物商の免許のみでは、不用品の廃棄・処分はできませんので、お客さんからまるっと不用品を回収してきて、いらないものを捨てるということはできません。販売や売却できるもののみ、回収や買取をするようにしましょう。
古物商の資格はどうすれば取得できる?
古物商の資格(免許)を取得するのは、難しくありません。
最寄りの警察署に行って、必要書類と申請書を提出すれば、大きな不備がない限り数週間後には免許が取得できます。
即日発行ではないので、便利屋を開業したら、まずは古物商の免許申請をしておきましょう。
便利屋として損はしない古物商。
ビジネスの幅を広げるために、忘れずに取得しておきましょう。